- 2022年12月29日
- お役立ちコンテンツ
ポスティング エリア選定のコツ 反応率を上げる必須ノウハウを公開します!
ポスティングは、あなたのビジネス、製品、サービス、およびイベントを告知するための、最も費用対効果の高い方法の一つです。
しかしいくらデザインが良くて、コピーライティングが上手なチラシでも、適切な人に届かなければ効果がありません。ポスティングは優れたマーケティング手法ですが、効果を最大化するためには、最適な配布エリアを選定する必要があります。
より多くの消費者に気づいてもらうために最適なチラシの配布地域を知ることは、高い反応率を得るために不可欠です。
あなたがチラシによるマーケティングを実施する前に必要な、ポスティングの配布エリアについて解説しましょう。
記事の目次
名古屋のポスティング エリアの特徴
ポスティングを実施する前に、エリアの特徴を押さえておきましょう。市などが発表している公式データを元に紹介します。
名古屋市は、愛知県の県庁所在地で最大の都市であり、政令指定都市、中核市に指定されています。2022年12月1日時点の名古屋市の推計人口は約230万人です。そのうち男性は約114万人、女性は118万人、世帯数は約114万世帯です。
年少人口率(15歳未満) 12.219%
生産年齢人口率(15~64歳) 62.75%
高齢人口率(65歳以上) 25.04%
子ども女性比 0.19
外国人人口数 79,119人
転入春数 150,656人
転出者数 149,754人
出生数 17,692人
住宅の多いエリア
中川区は、愛知県の西部に位置し、地下鉄東山線・名城線・鶴舞線・桜通線が通る、都心部にあたるエリアです。近年住宅地として開発された地域で、人口は22万人を超え、市内で最も世帯数の多い住宅地です。
住宅地が多いため、飲食店、教育、医療、美容室、不動産、弁護士、税理士、便利屋などのポスティングに向いた地域といえます。
住民が減少しているエリア
中村区、名古屋駅西口に位置する名古屋市は、交通の便が良く、1960年代前半までは居住人口が20万人に達するまで成長を続けました。しかし、東部への拡大に伴い、その勢いは衰え、人口密度の高さから住民の転出が相次いでいます。
住民減少の傾向が強いため、空き家情報、転出のための引っ越しなどのポスティングに向いた地域といえます。ただ、このような住民減少エリアで無理してポスティングするより、住民や企業が増加しているエリアを選択した方が効果的です。
住宅地ではないエリア
熱田区は名古屋市の中で最も人口が少なく、1965年以降、人口が減少していることが指摘されています。熱田区は、各種地下鉄やJR東海道本線などが通っており、各地へのアクセスの良さが魅力の地域です。治安は良いものの、学校数は比較的少なく、子育て世代向けとしては少し課題のある地区です。
住宅街ではないので、ビジネス関係、不動産、弁護士、税理士など、企業向けのポスティングに向いた地域といえます。
高齢者の多いエリア
2017年の区別高齢者人口を見ると、どの区も20%以上の高い高齢化率を示しており、北区、中村区、瑞穂区、熱田区、港区、南区の5区は25%以上と極めて高い高齢化率を示しています。
これらの地区は、高齢者向けのサービス、医療、デイサービス、便利屋などのポスティングに向いた地域といえます。
外国人の多いエリア
外国人住民が最も多いのは港区で9,069人となっており、以下、中区、中川区、南区、千種区と続いています。
名古屋で外国人が多い地区
港区:9,069人(構成比11.5%)
中区:8,296人(構成比10.5%)
中川区:7,036人(構成比8.9%)
南区:6,119人(構成比7.7%)
千種区:5,844人(構成比7.4%)
これらの地域は、外国人向けの行政書士、通訳、代行ビジネス、海外専門の料理店(インド料理店、ベトナム料理店、フィリピン料理店など)などのポスティングに向いた地域といえます。ただ、名古屋市在住の外国人は絶対数が少ないので、ポスティングする際は十分な計画を練ることが必要です。
ポスティングによるチラシ配布で重要なエリア選定のコツ
ポスティングの利点は、チラシを配布する地域、場所、タイミングなどを自由に決められることです。特定の郵便番号内の任意の場所に限定したり、駅、レストラン、ガソリンスタンド等の場所に設置することもできます。
地域を限定したターゲティングは、ローカルビジネスに最適です。不動産業、美容室、食料品店、自動車修理サービス、学習塾など、多くの地域密着型ビジネスが、ポスティングによるチラシで効率的に集客しています。
ポスティングによるチラシ配布で重要なエリア選定のコツは、次の通りです。
ターゲット層を限定する
チラシを配置するのに最適な場所を知る
タイミングを考慮する
合法的にチラシを配布する
それぞれについて、解説しましょう。
ターゲット層を限定する
ポスティングで最適なエリアを選定するためには、まず誰にチラシを見て欲しいかを具体的に決める必要があります。
例えば不動産業なら、「不動産に興味がある人」だけでは不十分です。
「物件から車で30分圏内に住んでいる、35歳前後の夫婦。将来子どもが増えたときのため、4人家族で住める一戸建てを探している。2台分の駐車場と、スーパーマーケットが近くにあること。教育施設や医療施設と隣接している地域で、3500万円前後の新築物件を探している」など、詳しいターゲティングが必要です。
また美容室なら、「成人式の着付けなどもできる美容師を探している19歳の女子大学生」など、具体的にターゲティングします。
具体的なターゲットが決まったら、地理的な特性や人口統計データなどを元にしてポスティングエリアを選定しましょう。ポスティングは、地理的な特性と人口統計の両方を組み合わせることで、最適な配布エリアが決まります。
例えば学習塾なら、その町全体の世帯を対象にし(地理的な特性)、学習塾を必要としている子どもがいる家庭(人口統計)の見込み客にチラシを配布することで効果を発揮します。
正しいエリア選定のノウハウを活かして、あなたのビジネスの売上をアップさせましょう。
チラシを配布するのに最適な場所
チラシを配布するときには、効果的なチラシの配布場所を知っておくことが重要です。
ここでは、チラシ配布の最適な場所について解説します。
郵便ポストに投函する
戸別訪問して郵便ポストにチラシを投函するのは、ポスティングに最適な方法です。
配布するエリアが決まったら、その区域を回り、玄関先や郵便受けにチラシを投函します。
人口密度が高いエリアは、戸別のチラシ配布に最適です。しかしその中にあなたがターゲットとする消費者が含まれていなければ、意味がありません。前述の地理的な人口統計データを元にして、最適な配布エリアを限定しましょう。
なお、この方法はとても安価に実践できますが、多くの時間と労力を必要とします。大規模な領域をカバーすることは困難な点に注意しましょう。
郵送する
顧客の住所にチラシを郵送する方法は、チラシ配布の確実な方法です。このときは、顧客データベースが活用できます。チラシを郵送する方法は、狙ったエリアでのビジネス促進に有効です。
なお、あなたのチラシを他の企業のチラシと一緒に郵送することで、コストを安く抑えることもできます。
公共施設でのチラシ配布
公共施設でのチラシ配布は、最小限の予算で多くの消費者に到達するための最適な方法です。
主なチラシ配布先を挙げてみましょう。
コミュニティセンター
高齢者センター
コインランドリー
コミュニティ掲示板
各施設内の受付・チェックアウトエリア
各施設内のエレベーター
自治体の建物やオフィス
バス停留所
図書館
地下鉄・鉄道の駅
商工会議所
コンベンション・センター
自動販売機
公衆トイレ
託児所
銀行
病院
学校
また、お祭り、コンサート、トレードショーなどのイベントでチラシを配る方法もあります。
事業パートナー
店舗や事務所などに、チラシを置かせてもらう場所を提供してもらう方法もあります。交渉すれば、意外と簡単に許可をもらえるケースもあります。
最小限の労力で多くの消費者にメッセージを届けることができるので、まずは知り合いの店舗や事務所などに交渉すると良いでしょう。
主な設置場所を挙げてみましょう。
コーヒーショップ
レストラン
ガソリンスタンド
教会
コンビニエンスストア
工場
金物店
ジム
薬局
小売店のカウンタースペース
自動車修理工場
また、新聞の折り込み、エレベーターの壁、顧客に郵送される請求書の裏側など、さまざまな配布方法があります。
オンライン配布
印刷されたチラシを配布するだけでなく、オンラインでチラシを配布することもできます。主な配布先は、次の通りです。
自社サイト
Twitter
Facebook
YouTube
オンラインでチラシを配布する場合は、PDF形式にしましょう。PDF形式は、政府機関、公共団体、各種事業者が資料を配布するときなどに使用するファイル形式です。
PDF形式は、ネット利用者の間で広く利用されているので、チラシ配布に最も向いているファイル形式です。
チラシを配布するために、さまざまな方法を試してみましょう。
歯科医の天井、トイレの内部など、予期しない場所でチラシを配布・掲示することは、競合他社との差別化になり、顧客へ記憶に残ります。
ユニークなチラシ配布のアイデアを常に考えるようにしましょう。
タイミングを考慮する
ポスティングには、タイミングも重要です。
主婦をターゲットにするなら、平日がいいでしょう。成人式の着付けをターゲットにする場合は、その日程の数週間前にポスティングされた方が効果的です。
その他、入学式、ゴールデンウィーク、夏休み、秋のイベント、年末年始など、一年を通じて最適なタイミングでポスティングを計画します。
合法的にチラシを配布
ポスティングでは、法律を守ることも重要です。その地域で施行された法律を理解しましょう。
例えば、戸別訪問に対する条例、私有地、駐車場、電柱、公園、公共施設、オートロックでのチラシ掲示や投函ルールなど、各種法律を確認してください。
まとめ
ポスティングは強力なマーケティングツールです。しかし、チラシ配布のエリアを間違えると、その効果を発揮できません。
最適なエリア選定のためのアイデアや統計データは誰でも簡単に手に入りますから、それを利用します。
ポスティングの効果を最大化するために、常に配布エリアについての考えを巡らせるようにしましょう。